ASO II―LAST GUARDIAN―(MVS筐体)

実機について

西暦2515年。
人類の存亡をかけた"200年戦争"は、わずか1機の"SYD"の活躍により終結した。
そして、10年の歳月が流れた西暦2525年。
大破した敵要塞「ジョジョゼゼII」の調査を行った結果、地球を襲った部隊は、敵のほんの一部に過ぎない事が判明。
そして再び地球を含む太陽系侵攻が始まった…
人類はそれらに対抗するため、あの英雄機"SYD"の翼に新たな生命を吹き込んだ。

今、地球を後にした空母ドルフィンから2機の"SYD"が発進する。
目標は銀河系の中心全ての敵を支配する恐怖の破壊神「フルヴァレンス・グローマ」である。


1991年4月、SNKから登場した縦スクロールシューティングゲーム。
同社が展開していた全く新しいアーケードゲーム「マルチビデオシステム(MVS)」専用ゲーム作品である。
1985年に同社から発売されたアーケードゲーム「ASO―Armored Scrum Object―」の続編に当たる。
全6ステージ。2人同時プレイ可能。
自機を操作する方向レバーと、空中攻撃用のショットボタン・地上攻撃用のミサイルボタン、
使用制限のある特殊武装「アーマー」を装着するアーマーボタンで構成される。

地上敵を破壊すると時折「アーマーパーツ」が出現する。
各種パーツは3つの部品に分かれており、パーツを集めて完成させると画面上部に表示されているアーマーストックに入る。
方向レバー左右で任意のアーマーを選択、アーマーボタンを押すと装備される。
前作と同様、アーマーにはエネルギー制限があり、エネルギーが無くなるとアーマーは強制排除されてしまう。
エネルギーは敵を破壊すると現われるパネルを取得すると補充される。

  • ショットガン…地上攻撃用アーマー。縦一直線に2発のミサイルを発射する。
  • ホーミング…地上攻撃用アーマー。地上の敵にホーミングミサイルを6発発射する。
  • シールド…自機の周囲にバリアを張る。ショットボタンを押し続けて離すと強力なエネルギー弾を発射する。
  • フェニックス…ボタンを押し続けると火の鳥に変形。離すと前方に火の鳥を後方にファイアーボールを発射する。
  • ファイアー…前方に火炎を放射する。火炎に接触した地上・空中の敵にダメージを与える。
  • サイド…空中攻撃用アーマー。自機の両側に支援機が付き、敵を追尾しながらレーザーで攻撃する。
  • バブル…空中攻撃用アーマー。敵を泡で包み、破壊する。
  • ニュークリア…巨大な爆風を発生する核ミサイルを発射する。
  • ブラックホール…亜空間ミサイルでブラックホールを作り、地上の敵を破壊。更に接触した空中の敵も吸い込む。
  • サンダー…超電磁サンダーによって、画面上の敵全てにダメージを与える。
  • レーザー…空中攻撃用アーマー。2本のレーザーを発射するが、ボタンを押し続けると自機の分身が現われ、
    左右にも攻撃範囲が広がる。
ステージクリア時に蓄積していたGポイントを消費して、1種類のみアーマーの補充が可能になる。

【Multi Video System(MVS)】
1990年、アルファ電子とSNKが共同開発した専用筐体。
元々、家庭用ゲーム機として開発が始まった経緯で、モニターの向きは横置きのみ。
大容量ロムカートリッジを採用し、これまでのゲーム基板よりも手軽にゲームの交換や追加が可能となった。
翌年、互換性のある家庭用ゲーム機「NEO・GEO(ネオジオ)」も発売された。
MVS筐体は様々なタイプがあるが、2人同時プレイを重視したシステムであるため、
8方向レバーと4個のボタンが2人分装備されている。
更に内蔵されたゲームを選択するボタンと、一部の機種にはネオジオのメモリーカードの差込口が装備されている。
カートリッジ差込口が6箇所のタイプ(MV25U6-0)と、4箇所のタイプ(MV25U4-0)の2種類存在する。
画面は2種類共、25インチモニターを採用。
作品&戯言 ネオジオは家庭用も所持しておらず、業務用もあまり触れた事はないんですが、
それでも幾つかのお気に入りゲームがありまして、今作もその一つです。

作者にとって、恐らく一番プレイ回数の多いネオジオ作品だったと思います。
前作もそれなりに遊んでいたので、初プレイでも特に迷う事はありませんでした。
ステージ2の巨大戦艦との攻防戦が楽しかったなぁ…
何度かプレイしていて、ようやくステージ3に辿り着いたものの、独特の左右スクロールで不覚にも酔ってしまい、
我慢出来ずに途中で投げてしまいました。
暫くして慣れてきて何とかステージ3を越えられましたが、1クレジットでのクリアは達成せず…


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